自分の存在って?
就職活動を熱心にしていなかった自分は大学卒業を控えた3月、完全に取り残されていた。そんな時期にダメもとで“介護職なら定職に就ける”くらいの安易な気持ちで神明園に来た。
職場訪問して、こういっては何だが意外にまともな仕事かも?と思ったのが始まり。でも、お年寄りとのかかわりは、こんな自分でも必要としてもらえることはうれしくて、なんとなく仕事をする日々を過ごした。
そんな気持ちだからスキルアップのための研修を受けても、自己研鑽につながることもなく、失敗も多く上司に叱責されることも多々あり、さらには始末書をださなければいけない失態もひきおこし、厳しい指導をうけたりもした。
「何度もやめようと思った。でも、今もここにいる。」
なぜなら、うちの上司はそんな自分でも見捨てなかったから。今思えば、なんであんな失態をやらかした自分を解雇しなかったのか?やっとわかってきたと思う。
「こんな自分に何ができるのか?」それはこの仕事、この職場のことを誰かに伝えて、ともに歩める仲間を増やすことなのだろうと。
失敗と成功、どちらからの学びが多いか?一長一短あるが、今の自分があるのは「失敗からの学び”なんだろうな」と思う今日この頃である。